FXの損失繰越控除と申告分離課税を活用した節税対策【2026年版】

FX基礎知識

FXで損失が出た場合、確定申告を行うことで翌年以降の利益と相殺できる「損失繰越控除」が使えます。また、FXの利益は「申告分離課税」として他の所得と分離して課税されるため、給与所得の多い会社員にとって有利な制度です。この記事では、FXの節税に関わる制度を詳しく解説します。

FXの税制:申告分離課税とは?

FXの利益(雑所得)は、給与所得などと合算せず一律20.315%(所得税15.315%+住民税5%)で課税されます。これを申告分離課税といいます。

給与所得が高い方(所得税率33%以上の方)にとっては、FXの利益が一律20.315%で済むため、総合課税より有利になります。

損失繰越控除の仕組み

FXで損失が出た年に確定申告を行うと、その損失を翌年以降最大3年間にわたって繰り越せます

計算例

  • 2024年:FXで30万円の損失 → 確定申告で損失を申告
  • 2025年:FXで20万円の利益 → 繰越損失30万円と相殺 → 課税対象0円
  • 2026年:FXで25万円の利益 → 残り繰越損失10万円と相殺 → 課税対象15万円

損失繰越控除により、2025年は税金ゼロ、2026年も税額を大幅に減らせます。

損失繰越に必要な手続き

  1. 損失が出た年の翌年2〜3月に確定申告を行う(損失ゼロでも申告が必要)
  2. 確定申告書の「先物取引に係る雑所得等の金額の計算明細書」を記入
  3. FX業者から届く「年間損益報告書」を用意する

複数のFX口座がある場合の損益通算

複数のFX業者で取引している場合、全口座の損益を合算して申告できます。A社で100万円の利益、B社で60万円の損失があった場合、合算して40万円の利益として申告します。

注意点:くりっく365と通常FXは別扱い

くりっく365(取引所FX)と通常の店頭FXは、同じFXでも税制上の区分が異なります。両者の損益は通算できないため、複数の口座を持つ場合は区分を把握しておく必要があります。

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Q. FXの損失繰越は確定申告をしないと使えませんか?

はい、損失繰越控除を使うには損失が出た年に必ず確定申告が必要です。損失の年に申告を忘れると繰越ができなくなります。翌年に利益が出た場合でも、前年の損失を遡って申告することはできないため注意が必要です。

Q. FXの利益はNISAと損益通算できますか?

できません。FXの利益(雑所得)とNISA口座内の利益(非課税)は制度が異なるため、損益通算できません。また、特定口座の株式売買損益とFXの損益も通算できません。FXはFX同士(または先物取引)との損益通算のみが可能です。

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